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【JAPANダーツプロ取材】佐藤佑太郎選手ー人生を賭けた遊びー

こんにちは、ちゃーりーです。

以前、恵比寿駅のG-BLUE様に遊びに行った時になんと、ダーツプロ団体JAPANのトップ選手の佐藤佑太郎さんにお会いしました!

お時間をいただいて取材させていただくと、とんでもないエピソードの数々を聞きました。

佐藤佑太郎選手についてご紹介したいと思います!

佐藤佑太郎選手について

選手プロフィール(2019年)

誕生日    :6月30日
ダーツ歴   :14年
戦績     :2019 STAGE 6 広島3位
2019 STAGE 4 福島優勝
2019 STAGE 3 岐阜3位
2019 STAGE 1 東京準優勝
ホームショップ:G-BLUE【東京都】
レーティング :18
経歴     :20歳の時にダーツを始め、PERFECT1期生となる。その後、D-crownプロを経験。それから3年間引退し、JAPANに所属し、現在に至る。
性格     :非常に気さくで物腰穏やかで話しやすい印象でした

ダーツを始めた時

現在トッププロとして活躍されている佐藤佑太郎プロ。

やっぱり最初からダーツが上手かったのでしょうか。

上手くなった期間が僕より早い人はまだ聞いたことがないくらいです。でも、尋常じゃないくらい投げていました。
ちゃーりー
ちゃーりー
すごいですね!期間と、上達の速度についてお伺いしてもいいですか?
とりあえず、ダーツを初めて1週間でカウントアップ800点を出し、1ヶ月以内に1000点出しました。
ちゃーりー
ちゃーりー
え?????い、一ヶ月・・・??ですか?

一日一日がすごく濃密で、尋常じゃない練習量をこなしたという佐藤佑太郎選手。

何を意識しながら投げて1000点を一ヶ月以内で出したのか聞いてみました。

僕は、外れやすい場所に崖がある、外したらダーツが崖に落ちてしまう、というイメージで投げました。その意識でカウントアップをしていました。

イメージ力、センス、濃密な練習、練習量が佐藤佑太郎選手の秘訣なのでしょうか。

確かにこれまで聞いたことがないくらいの上達速度で早くも驚かされました!

佐藤佑太郎選手は感覚派?

初っ端からとんでもないエピソードを持っていた佐藤佑太郎選手。

その強さの秘訣とは?

ちゃーりー
ちゃーりー

センスが圧倒的に高い印象なのですが、感覚で投げてらっしゃるんですか?

僕は感覚派じゃないと思います。フォームを何度も変えて、死ぬほど考え続けて今に至ります。
ちゃーりー
ちゃーりー
どのようにフォームを作り上げましたか?

そうですね、このグリップ、と決めたら輪ゴムでぐるぐる巻きにして寝たりしていました。あとは、アロンアルファで指をくっつけたりしてました(笑)
ちゃーりー
ちゃーりー
ええー!!アロンアルファですか…!?どれくらい効果はありましたか?
なかった、と思います。でも、なかったことに気付いたことが大きな成果でした。自分で必要と不必要な要素を考えて練習できるようになりました。今やっていることも数年後には不要になるかもしれませんね。

佐藤さんは圧倒的なセンスを持ち合わせながらも真剣に試行錯誤を繰り返していました。

その中で見つけた必要な要素を得るために鍛錬をし、不必要な要素をそぎ落とすことで実力を磨いていることが分かりました。

ダーツが上達するために必要なことは?

センスだけでなく、かなり考え込んで投げていた佐藤佑太郎選手にダーツの上達に必要なヒントをお伺いしました。

難しく考えすぎたりしていませんか?ダーツの的に投げることは誰でもできます。入れることが難しいんじゃなくて、入れ続けることが難しいんです。

継続させることがどのスポーツより難しく、それを理解した上でダーツを向上させることがヒントだと教えて頂きました。

ちゃーりー
ちゃーりー
僕は、ブルに入れるのも難しく感じる時があるのですが、どうしたらいいですか?
シンプルに、考え方次第で変わると思います。ブルに入れることを難しい、と思って投げるのと簡単だと思って投げるのだと結果は変わってくると思います。
僕は難しいことは苦手なので、目標は簡単だ、と思うようにしています。簡単にするにはどうすべきかも考えることで、目標の実現を目指します。

確かに、考え方でダーツはがらりと変わります。

簡単にするためには、簡単だと思えるようになるには何をすべきか考え直すきっかけになりました。

ダーツの練習への姿勢

緊張してても体調悪くても、勝つために大事なのは技術量だけじゃなく、それに向かった姿勢こそが一番大切だという佐藤佑太郎選手。

例えば、大会に向けて、仕事終わりに寝る間を惜しんで練習したこと。それで上手くなっても下手になってもその姿勢が一番大事だと、僕は思います。

佐藤佑太郎選手が取り組んだ試行錯誤の数々は、ダーツに取り組む姿勢を表しており、それが現在の実力の基盤を作っているのだと知りました。

上達の為の知識や技術も大切ながら、それに取り組む姿勢の大切さを学びました。

佐藤佑太郎選手のフォーム

佐藤佑太郎選手がフォームで意識している所は「手首」。

手首だけで投げようとしないことと、セットアップで合わせたところにテイクバックした後に同じ場所に戻すことを意識しているそうです。

そして、同じ場所に戻すためにスタンスなどを考えて作っています。

気になる方はぜひG-BLUEで詳しい内容を佐藤佑太郎選手に聞いてみて下さい。

こちらの動画は佐藤佑太郎選手がJAPAN2019年STAGE4で優勝した時の動画です。

試合と練習で意識していること

佐藤佑太郎選手が普段試合と練習で意識されていることを伺ってみました。

試合で意識していること

試合を見ていていると分かるのですが、すごく自信があふれていてかっこいいです。

ちゃーりー
ちゃーりー
今話してて物腰穏やかというか、試合の感じとは結構違う印象なのですが、試合では何か意識されていますか?
大会と普段は全然違います。スイッチ、みたいな。普段は自分が一番とは思ってませんが、大会は自分が一番だと思うようにしています。自信ないとやってけないと思います自分は(笑)

自分ができると思わないと、誰もできると思ってくれないですからね。

佐藤佑太郎選手の強みは実力だけでなく、自分はできるという信念。

ちゃーりー
ちゃーりー
僕、試合で物凄く緊張しちゃうんですよ…何か試合で緊張に対するアドバイスをいただくことはできますか?
緊張している自分を理解する所からですね。緊張状態でどうやったら入るのかを常に考えることが大事だと思います。
ちゃーりー
ちゃーりー
なるほど。佐藤さんは試合の時にいくつかパターンみたいなものがあるんですか?
普段はこれを意識しているけど、これはハマらないという時は色々考えて調整しますね。
こういう時はこう、こういう時はこうっていうある程度のパターンがあって、だめだったら何も考えずに投げます。

練習で意識していること

逆に練習ではどういったことを意識されているのか伺いました。

僕は根底で、狙ったところにダーツが入るのはすごいと思ってます。
ちゃーりー
ちゃーりー
え!意外です。
入ることがすごいと思うし、勝つことがすごい、負けること外すことは悪いことじゃない。
すごいことをしたいから一生懸命練習することが大事なんだと思います。

「なぜ、あの時外したのか・・・」と悔しくなることもある中で、次はそれをできるように練習しようと切り替えることが大事だという佐藤選手。

佐藤佑太郎選手が印象に残っている試合

佐藤選手に印象に残っている試合について伺ってみました。

あー!いっぱいありますね。

悔しかった試合

佐藤佑太郎選手が一番悔しかった試合は、JAPAN2019年STAGE5新潟大会。

ちょうど佐藤佑太郎選手が優勝を収めたJAPAN2019年STAGE4の後の大会です。

クリケットでブル2本入れていれば勝てた試合を外しました。あれは物凄く悔しかったです。
悔しすぎてすごい泣きましたね。優勝した後っていうのもあるし、プレッシャーの解放も、悔しさもあってかなり引きずりました。

練習しててもそのミスがフラッシュバックし続けたという佐藤選手。

最高に楽しかった試合

2015年のThe WORLD France大会。

前日インターナショナルダブルスで、Justin Pipe選手とペアを組み、そこで3000人規模の会場で壇上に立って決勝を行い、優勝した瞬間を楽しそうに話されていました。

日本とはまるで違う規模の試合の中、PDCプレイヤーと組みました。一緒に組めて光栄だった気持ちと、それに負けないプレッシャーという気持ちを持って優勝した瞬間は最高でしたね。今でも忘れられません。

佐藤佑太郎選手にとってダーツとは

佐藤佑太郎選手は、気付いたらプロダーツ選手になっていたそう。

ー佐藤佑太郎選手にとって、ダーツとはなんですか?

僕にとってダーツは、人生を賭けた遊び

即答した佐藤佑太郎選手。

ダーツはただの遊びじゃない、人生を賭けた遊びなんです。人生で遊べるというものって中々ないですよね。特に自分のことでここまで熱くなれるスポーツは。
ちゃーりー
ちゃーりー
確かに中々ないですね。ちなみにダーツのどこまでが遊びだと思いますか?
試合も練習も、ダーツを持った時は遊びだと思っています。でも、人生がかかっているから真剣にやります。だから、人生を賭けた遊びなんです。

想像を絶する答えに驚きました。

ただの遊びじゃなく、人生を賭けて楽しみながら真剣にダーツをする佐藤佑太郎選手を純粋に尊敬しました。

佐藤佑太郎選手の目標はPDCで世界を獲ることであり、その壮大な目標に向けてダーツをされています。

今後の佐藤佑太郎選手の活躍から目が離せません。

取材に付き合っていただき、ありがとうございました!!

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